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Myy's Life

観た・行った・読んだものなどの備忘録。

ラスコー展@国立科学博物館

ミュージアム

特別展「世界遺産 ラスコー展 〜クロマニョン人が残した洞窟壁画〜」

逃げ恥にも登場したラスコー展、行ってまいりました。 

思ったよりも規模が小さかった印象ですが、洞窟の再現は圧巻でした。
謎の鳥人間、実際に見ると本当に謎。
どうして動物はこんなにリアルに描けるのに、人間は簡略化されているのか。
壁画だけでなく、小物でも人間を描いているらしきものがいくつかあったのですが、それもどう見ても馬顔。クロマニヨン人にとっての自分たち人間というものは、描くに値しないものだったのでしょうか。芸術はあくまで神としての動物を対象として捧げられるもので、人間は精緻に描いてはいけないという規範があったのかも。そう考えてしまうくらい、人間に対する扱いが低いなと感じました。
 
芸術の始まりは、人間を超える自然に対する畏れや祈りなのだ、ということをしみじみと感じる展覧会でした。そして、わたしはとてもそうしたものに惹かれる。だからこそ古代の美術や遺跡が好きなんだなあ。人間が対象になったとたん、それは歴史的にはおもしろいけど、芸術としての魅力を感じるかというとそうでもなくなってしまう。人間を超えるものに対してどのような姿勢を示すかということが、芸術の魅力の本質なのかもしれません。